凹たれないでマイペースさ!
今日は「上咽頭がん」の定期診察日であった。
定期診察と云っても半年に一度の症状の変化や経過を頭頚科(耳鼻咽喉科)と放射線科の二人の主治医に報告するだけの事である。
(勿論、僕のその報告が本当に間違いないものかどうかについては鼻から内視鏡を通して診てはくれるが、実のところ10年に亘って一度も報告に誤りは無かったのだ。)
頭頚科 10:30 、 放射線科 11:00 の診察時間に遅れないように、車で自宅を8時半に出た。
自宅から病院までの所要時間は小1時間であるが、昨日の積雪の影響もあろうかと思って更に多少の余裕を持って出かけた。
心配していたスリップ事故始め雪害の影響も無く、車の流れは思いの他スムーズで病院には早く着きすぎてしまった。
早々に総合受付を済ませて、頭頚科受付の前にある待合コーナーで主治医の呼び出しアナウンスを待っていた。
事がスムーズに運んだのは道路事情だけではなかった。。。
驚いたことに診察を待つ患者の数がいつもより可なり減っている...半年の間に病院側或は患者側に何か対応の変化でもあったのだろうか、と余計な気を揉む。
(交通事情を見越して日を改めた患者も多かったのかも知れないが・・・)
頭頚科(の受付)は2階に在って、「乳腺外来・婦人科」と同じカウンターにある。
だからカウンター前に設置された待合ルームも相席なので何となくバツが悪いけれど、状況は良く分かる・・・空席が目立つ。
この分だと診察時間が早まるかも...と思っていたら...案の定、売店で買った新聞を広げる間もなく名前を呼ばれてしまった。
いつも、病院で過ごす時間は2時間以上が当たり前と踏んで出掛ける僕であるが...当てが外れて困ってしまう程であった。
と云うのも・・・
早いもので ココの「がん専門病院」に通い始めて、もう10年の歳月が流れたのであるが、がんが寛解(現在はお世話になっていない腫瘍内科の主治医談)した後は再発も転移も一切何事も無く...だから変な云い方なのだが...病院にいる間は護られているという安心感があって、その意識がある以上、病院に身を置いている時間がとても楽しく、時に軽食を取りながらがん関連の書物に限らずリラックスして雑誌類にも目を通したりして、快適に過ごしていたのである。
そりゃ僕だって「がんは怖い」...だけどソイツが牙をむいていない間は、僕にとって病院は居心地の良い空間なのだ。
いま僕が気を使っているのは既に10年も顔を見せない癌ではなく、その後遺症とか副作用の症状一つ一つであって、結構これ等への気遣いには辛いものがあると云うのが正直なところなのだ。
辛い症状が10年間続いている後遺症もあれば、半年前には見なかった新たな後遺症もある。
同病者は皆 同じ悩みを抱えていると思うのだが、夜中に痰が切れなくて十分な睡眠が取れないまま不快な日中を過ごす事も多くなって来た。
それに加えて顎や舌の付け根が引きつったように動かなくなる症状が最近出て来るようになったのも、
痰を切ろうとしてガーッ、ガーツとばかりに顎や喉や舌下の周辺に無用なリキミや負担を掛けているに違いないのである。
当時 癌を撃退するための放射線治療はやむを得ない選択肢であったとは言え、自宅に居ても何処に居ても悶々として耐え抜かなければならない後遺症候群の事は具体的に知る由もなかった。
~~~今日の診察で放射線科の主治医に “こんな後遺症なんてあり得るのか?”って聞いてみた~~~
ボク:「せんせ、せんせ、僕は最近ですが舌の先で口元を左右まんべんなく動かしながら髭剃りしてると、舌が麻痺した状態になって動かなくなるんですぅ」
せんせ:「(舌のアチコチを触診したりファイバースコープで周囲を診たりしながら) “異状ありませんよ”」
ボク:「いや、だって、せんせ、今朝ここに来るときにも剃ったんだけどぉ...顎と舌とその周りが引きつって、お茶を飲もうとしても吸い込めない程だったよ」
~~~~~
☆ ・・・ そうそう。何年か前に、僕は主治医に助言されたことがあったっけ・・・![]()
“Aさん、大きく口を動かす練習をしてください”
あ ・ い ・ う ・ え・ お ・
(あっかん...)べえー (と云いながら、舌を思いっきり...ち切れるんじゃないかと思うほど長~く出して...)
↑ これだ! 上咽頭がん患者が放射線治療を受けた後の「口腔筋トレ」の基本・・・忘れていた。
========
せんせ:「Aさん、治療始めて丁度10年ですね。 もう10年か。これからは6ヶ月に1回の診察ではなく、1年に1回の診察にしましょう。 。。次回はH25年1月30日です」
ボク「あ"~~、せんせ...だいじょう...ぶ? (僕は居るだけで心落ち着く大好きな病院から見放されたような気持ちになって悲しかった) (せんせ! あまりにも唐突とちゃうか?)
頭頚科は(放射線科よりも診察が早かったので)従来通り半年後のH24年8月1日のようだが、いずれ同様に年に1回の診察になるだろう。
てつのつぶやき:
「嬉し」「悲し」の僕の心情であるが、やはり当面は「不安」が先行するかもしれない。
長らく安らぎの場所として慕ってきた病院から突然の三行半を渡されたような気分でいる。
ま、でも本来はこれが当たり前なのである。
心の「拠りどころ」とか「つっかえ棒」なんて・・・あれば有難いけれど無きゃ無いで済ます事も出来る・・・そんな強さが人には生まれながらに備わっているのだから。
人には「自然の治癒力」が備わっている。
その治癒力に夫々が持つ「マイペース」と云う調味料を少し加える事で病を吹き飛ばすパワーが生まれて来るものと信じている。
冬に久しぶりの雪が降って枝葉が覆われたとしても、春になれば...そこには、ちゃんと花が咲くのだから。
人も自然も、万物は全て同じ事だろうと考えるのである。

↑ 昨日は今年初めての積雪で、一面の白い世界を見て童心に帰った僕の心は躍った。
冬は寒く、心も凍りついて沈みがちだが、雪が降ると状況がパッと変わってくるから雪のパワーは凄い。
やっぱり雪は妖精だ。
その妖精の力を得て木枝は「蘇芳(すおう)」になるのであろう。
↓ 雪の妖精は陽気みなぎる春の妖精に姿を変えて美事な花を咲かせるのである。

このパワー ・・・ 僕にはある ・・・ あなたにも ・・・ ![]()
~~~ なーんか今日は疲れた ~~~何を云わんとしているのか、自分にもさっぱり ・・・わからん ・・・ ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…
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二十四節気の24番目、つまり今年最後の季節の変わり目を迎えました。



昨年3月11日に突如として襲って来た、あの東日本大震災から10ヶ月になろうとしています。


































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